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ようこそ!とっておきの伊豆へ

伊豆急行線は伊豆東海岸を走るリゾート鉄道です。
眺望抜群の電車旅をお楽しみください。

伊豆急行の特徴

伊豆急行線が走る伊豆半島とは

伊豆急行線の走る伊豆半島は、3つのプレートがひしめきあう本州で、唯一フィリピン海プレートの上に位置し、約2000万年前には南の海底火山群だったものが、約60万年前に本州に衝突し出来上がった土地です。その後も地殻変動・火山活動が続き、豊かな温泉や変化に富んだ地形が生み出す美しい景観が形成されました。

伊豆半島の中央部には、本州と衝突し陸化した後に噴火した天城山がそびえ、湧水がワサビ田を潤す一方で、特にその南東側は地形的に日本国内でも有数の降水量の多いエリアとなっております。東海岸で雨が降っていても南へ下れば青空が広がっているようなことも少なくありません。

美しい景観と厳しい自然環境の中で

そうした一帯を走り抜ける伊豆急行線ですが、その魅力とは裏腹に、交通事業者にとっては山あり谷川や海あり、雨あり風ありなど厳しい環境条件に晒されているところです。

伊豆急行線は、JR伊東線伊東駅を起点に伊豆急下田駅までの45.7㌔の路線の中に、トンネルが31箇所(総延長17.8㌔)、橋梁が173箇所(総延長2.0㌔)存在しており、伊豆七島を望む海岸線の美しい車窓のほかは、尾根(トンネル)と尾根(トンネル)の間に谷(橋梁)を渡り、斜面の中腹に駅が設けられるなど、平野部を走ることがほとんどない国内でも稀有な路線です。

お客さまにもご不便をおかけいたしますが、潮風を浴びて山坂を走る車両たちもたいへんですし、こうした鉄道施設を維持する弊社スタッフも苦労が絶えません。

これからも安全の確保を最優先に

鉄道事業者の最大かつ最重要の責務は「安全の確保」であり、この責務を果たすために私たちは日々様々な努力を重ねております。開業からもうすぐ60周年を迎える設備は、取り巻く厳しい自然環境もあって老朽化も進んでおり、お客さまから頂戴する、同業他事業者と比較するとやや高価である運賃や、国や県、地元市町からの補助金等によるご支援を投入し、計画的に諸施設を補強改良し、これからも健全性を保ちながら運行してまいります。

さらに自然災害に備え、雨や風などの気象条件によっては一時的に速度を制限したり、時には運行を見合わせたりと、これもお客さまにはご不便をおかけしますが、基準を設け安全を確保しながら運行してまいります。

お客さまには、こうした事情にご理解賜るとともに、安心してご利用いただけますよう、切にお願い申しあげます。

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